乾燥肌の原因を探って対策!
乾燥肌の原因は、日々のちょっとした行動に潜んでいます。代表的な乾燥肌の原因を3つ紹介していくので、対策を立てていきましょう。
乾燥肌の原因1:生活環境
エアコン(暖房)の使用
エアコンは、石油ストーブやガスファンヒーターと違って水蒸気を出さずに室温を上げるのが特徴。室内の水分量が変わらないまま温度だけが上昇してしまうので、必然的に湿度が低下してしまいます。
これが、エアコンをつけっぱなしにすると肌が乾燥してしまう原因です。冬場にエアコンを常時稼働していて換気を怠っている方は、水分が蒸発して皮膚がカラカラ状態になってしまうのでご注意ください。
ストレスによる自律神経の乱れ
人はストレスを感じると自律神経が乱れる生き物。自律神経が不安定になると、皮脂が過剰分泌され、皮脂量と水分量のバランスが崩れて肌のバリア機能が低下します。その結果水分が蒸発しやすい肌質になってしまい、乾燥肌の原因となります。
ストレスの原因は人によって異なるため、一切悩まないのは難しいもの。まずは、皮膚細胞の修復や再生がおこなわれる睡眠時間をしっかりと確保し、肌と心を落ち着ける時間をつくりましょう。
乾燥肌の原因2:食生活
糖質・脂質の多い食事
パスタやパン、ピザ、丼ものなど、炭水化物メインの食事にはサイドメニューがつかないことが多いため、ビタミンが不足しがち。また、糖質や脂質を摂取すると、分解代謝する際にビタミンB群が消費されます。
もちろん、糖質や脂質を食べるのがNGというわけではありません。長期間、大量に摂り続けると肌を構成する栄養素が不足し、最終的に乾燥肌の原因となるのです。
冷たい食べ物や飲み物
冷たい食べ物や飲み物は体を冷やしてしまいます。体が冷えると血行が悪くなり、基礎代謝が低下。肌のターンオーバーサイクルが乱れるため、乾燥肌の原因になり得ると言われています。
カフェイン・アルコール・添加物
カフェインやアルコールは肌に必要な栄養素(ビタミンCやビタミンE、ミネラルなど)の働きを妨げるため、できる限り摂取を避けた方が良いでしょう。とくにアルコールは、大量の水分を使って代謝分解がおこなわれるため要注意です。
添加物の代謝分解もまた、肌に必要な栄養素をおくる役割を持つ肝臓に大きな負担がかかってしまいます。肌荒れや乾燥肌の引き金となるので、大量摂取は避けるようにしましょう。
乾燥肌の原因3:入浴方法
熱いお湯を使った入浴・シャワー
42度以上のお湯を使ったシャワーや入浴は、肌の水分量が蒸発してしまい、皮脂を必要以上に流してしまいます。
また、42度以上のお湯に浸かると肌のかゆみセンサーが反応してしまうため、無意識に肌をかきむしってしまう原因に。肌を乾燥させないためには、38~40度のぬるま湯を使って入浴するのがベターです。
ゴシゴシと擦るような体の洗い方
肌を清潔に保つためにナイロンタオルを使ってゴシゴシと肌を擦る方がいますが、これはNG行為です。肌角質を傷つけ、肌バリア機能を低下させてしまうため、肌の水分が蒸発しやすくなったり、油分不足になったりします。
カサカサ肌からなめらかしっとり肌になるには、ナイロンタオルの使用をやめて、泡洗いに切り替えましょう。ボディソープを使ってキメの細かい泡をつくり、その泡で優しく肌を撫でるだけでOKです。
乾燥肌対策は毎日の積み重ねが大切!
生活環境の湿度と睡眠、食事・入浴方法によっておこる乾燥肌の原因を紹介しました。大切なのは、これらの原因を防ぐ乾燥対策を毎日続けること。日々の生活を見直して、ぜひ今日から実践してみてください。
もし「ナイロンタオルで擦らないと汚れが落ちている気がしない…」と不安な方は、泡立てたボディソープで洗った肌の皮脂量と水分量を計測したデータがあるので、参考にしてみてくださいね。